監修

高木渉 / Wataru Takaki

メンズ服のスペシャリスト/バイヤー

服飾職人として修行したのち、有名テーラーの販売員として全国売上No.1の実績を持つ。その後スーパーバイザー・マーチャンダイザー・バイヤーをも努め上げ、現在は「現場での販売」という原点に戻るため独立し、経営者として活躍中。

ライター

ハナ / Wataru Takaki

ファッションアドバイザー/元メンズブランド販売員

有名テーラーでの販売員を経験。その経験を生かし、多くのブランドを徹底比較し、各商品の良さを発信している。トレンドや、女性から見た「男性のかっこよさ」も交えてお伝えしていきます。

スーツやジャケットの襟や胸元に付けるアクセサリーはブローチ、ピンズ、ラペルピン、と様々な名前で呼ばれていますが、特にスーツに付ける花形のものは「ブートニエール」と言います。ブートニエールはスーツのラペルに付けるブローチとして、もっともポピュラーといえます。

ブートニエールには素敵な起源があることをご存じでしょうか?
あるプロポーズを受けた女性が、その返事として、受け取った花束から一凛をとって男性の襟にさしたと言われています。そんなロマンチックなストーリーをもつブートニエールは、その見た目のかわいさから女性からのプレゼントとしても人気があります。

ブートニエールは襟元に付けるだけで、いつものスーツがパッと華やかな印象になります。ビジネスシーンでは、控えめなカラーでさり気なく付けるのがポイントです。

お気に入りのブートニエールを見つけて、スーツスタイルに変化を付けていきましょう。

メンズブローチでおすすめのブートニエールブランド①

RARDINI(ラルディーニ)

引用:LARDINI〈ラルディーニ〉日本公式ストア – LARDINI Online Store

【RARDINI(ラルディーニ)とは?】
ラルディーニは、イタリアの工場が立ち上げたブランド。
スーツやジャケットの襟に花形のブートニエールが付いているのが特徴です。PLADA(プラダ)や、Dolce&Gabbna(ドルチェ&ガッバーナ)、BURBERRY(バーバリー)などの一流ブランドの製造を請け負っていたこともあり、その技術の高さには信用と定評があります。

ゴールドピン ¥13,200

イタリア人らしい、お洒落で遊び心があるデザインは世界のお洒落な男性から支持されています。この可愛らしくもシックで洗練されたデザインは女性からの評判もとても良いです。

メンズブローチでおすすめのブートニエールブランド②

azabu tailor(麻布テーラー)

引用:麻布テーラー 公式オンラインストア | azabu tailor.store

【azabu tailor(麻布テーラー)とは?】
麻布テーラーは、オーダーメイドスーツの有名なお店です。全国に26店舗展開しており、オーダーメイドスーツの他に、カジュアルな服や既製品を扱うお店やセレクト品を販売するお店など、店舗ごとにそれぞれ特徴があります。麻布テーラーならば、厳選されたネクタイ、カフス、ハンカチなどもセットで購入することができますね。

そんな麻布テーラーのブートニエールは、まさに王道のデザインでありながら、使い心地の良さは一級品
男性にぜひ付けて欲しい素敵なブートニエールです。

オニキス ¥3,850
白蝶貝
¥3,850
ソーダライト ¥3,850

近くの店舗を探す
実店舗ならばスーツのプロに相談できるのも安心ですね。

メンズブローチでおすすめのブートニエールブランド③

HIKO(ヒコ)

引用:銀座HIKO online store (ginzahiko.com)

【HIKO(ヒコ)とは?】
1986年に熊本で創業したメンズセレクトショップです。スタッフがヨーロッパへ買い付けに行き、着心地や、使い勝手、縫製の確かさなど自らの目で見て、品質を追求した良い品だけを揃えています。
熊本地震をきっかけに、東京の銀座に出店しました。

薔薇ハンドメイド ブラウン
¥7,700(税込)

花びら一枚一枚手作業で作られた薔薇のブートニエールです。

パンクレイという粘土を使用しており、花びらの表情が実にリアルで襟元に付ければ誰もが目を奪われるはずです。マットな質感なので男性のジャケットやスーツにも合わせやすく、品良く上品にまとまります。

豊富なカラーバリエーションで、選ぶ楽しさもありますね。

こちらは一つ持っていれば、ビジネスシーンでもパーティーシーンでも活躍しますよ。素敵な襟元で周りと差をつけましょう。

中央にスワロフスキーが付いたブートニエールもあります。ビジネスシーンでは、派手になりすぎないようにダークカラーを選びましょう。

メンズブローチでおすすめのブートニエールブランド④

ハンドメイド

ブートニエール専門のブランドというのは、実はほとんどありません。
似たような花形のブートニエールはネットなどで安価で手に入りますが、花の形が微妙に気に入らなかったり、品質そのものに問題があったり…。
なかなかお気に入りを見つけるのも難しいかと思います。

そんなときは、自分で作ってみましょう!

それではハンドメイドのブートニエール作りについてご紹介します。

まずは、材料。

⚫︎革専用の花型と丸型、ピンバッジはアマゾンで購入。
⚫︎革の端切れはユザワヤのワゴンで700円。
⚫︎瞬間接着剤、ハンマー、フェルトは100円ショップで購入。
これで材料がそろいました。

革の上に型を置き、ハンマーで勢いよく打ち付けて型抜きします。これはコツがいるのですが、慣れるまではかなりの力が必要です。2枚を重ねることで厚みがでます。

上の写真はブートニエールの裏側です。スーツやジャケットの生地を傷着けてしまう恐れがあるため、金具の部分を覆うようにフェルトを付けて完成です。

いかがでしょうか?

好きな素材や色で簡単に作ることができました。私は、ジャケットに合わせてみましたが自分で作ると愛着もありすごく気に入りました。

ビジネスマンなら毎日着用するスーツ。少しでも変化を付けて日々楽しみたいですね。

襟元のお洒落も忘れずに、素敵な装いで出勤しましょう。
きっと気分も上がるはずです。

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